シンプリストへの道 第一話 (2.3分で読める記事)

【What's シンプリスト】

話を進めていく前に私が目指す言葉の定義をしらべました。

 

シンプリストとは…

『出来るだけシンプルな暮らしをしている人』と定義されています。

 

また似た言葉に’’ミニマリスト’'が浮かびますが、

ミニマリストとは…

『必要最低限までモノを減らす人』と定義されています。

 

これから私が目指す’’シンプリスト’’はミニマリストに対し

『好きなモノ、長く使えるモノを選び、無駄なモノを減らす』

という違いがあると記載されていました。

 

さて、どのようにシンプリストを極めるのか…

悩む必要なんかありません。

とりあえず今使っていないモノを手放すだけ!

捨てて捨てて捨てまくれー

 

とは簡単に行きませんでした。

何故なら私は大の勿体無い人間だったからです。

糸がほつれている洋服、幼少期から使っているタオル

シールを貯めて獲得したお皿、埃の被った大昔の携帯電話・・・

 

家の至るところにモノが散乱しているのに

『いつか使うだろう』『思い出があるから捨てられない』

『まだまだ使える』『しまっておけばいいでしょ』

もったいないお化けが憑依していました。

 

そんな勿体無い人間の私がシンプリストを目指そうと

心に決めた出来事がありました。

 

それは、引っ越しです。

「引っ越し?引っ越しなら荷造りの際に

ある程度片付けてから引っ越しするでしょ←」

・・・できなかったのです。



その結果移り住む先が以前の家より小さいこともあり

部屋いっぱいにモノが溢れかえってしまいました。

限りある収納スペースにはパンパンの荷物、荷物、荷物

入り切るはずのなく、床に、棚に、机にと置いていきました。

 

そんなパンパンな荷物に囲まれた家にウンザリ。

いくらもったいないお化けに憑依された人間も

衣食住の一つが脅かされれば、何かを変えなければ

いけないと感じるものです。

 

あの瞬間から少しずつ私の中の何かが変わり始めました。

PCで調べものをするときも検索するのは『モノの減らし方』

Youtubeで見ている動画も『断捨離』『捨て活』『掃除』

いつの間にかシンプリストへの第一歩を進んでいました。

 

しかし、ここで私の悪い癖が出ていました。

それはやり方や方法、仕方を学んで満足していたこと。

当然家の状況は一切変わっていません。

 

これはいけない。何も変わっていない。やらねば…

そう感じた私でしたが、

何十年来の生き方はそう簡単には変わらないものです。

 

それからというもの全く行動しないまま数週間、数ヶ月

果たしていつ始まるのか、引っ越しは本当に転機だったのか

 

あの出来事が起こるまでは…

あの出来事で私は本当の意味で変わることが出来たのです。